私は電話が苦手なので、交渉役は常に妻にしてもらい、「私が就農する訳じゃないんだから説明が難しいのよ!」と言われながらも、私は妻にお願いし、いろんな方たちに連絡をとってもらいました。
まず、最初にアポを取ったのは、東川町役場でした。
東川町は、「米どころ」ということもあり、耕作放棄地などはほとんどなく、新規就農者の受け容れも、積極的にはしていませんでした。
無農薬でのお米づくりがしたいとの想いから、研修先は最低でも有機農家さんと決めていたので聞いてみると、役場から2件紹介していただき、いずれの農家さんともアポをとり、お逢いしていただけることになりました。
最初にお逢いした農家さんは、「佐竹農園」さんというアイガモ農法でお米をつくられている農家さんで、とても良い方だったのですが、そこで研修をさせていただいた場合、秋にはカモの首を切らなくてはならなく、虫も殺せない私にはちょっと厳しい環境でした。
次にお逢いした農家さんは、「松家農園」さんという発芽雑穀の加工品をつくられている農家さんで、こちらもまた、とても良い方で、研修生の受け容れはしていなかったのですが、「ここで研修させてもらえなければ、もう他に行くところがないんです。」と交渉役の妻の必死なお願いに、私の研修を快く受け容れてくださり、東川においての農業研修がスタートしたのでした。
妻の応援があってこそ成し得たことでした。
妻には感謝です。
平成20年秋から平成21年春にかけてのことでした。
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