借りられた農地は２反。

当初はお米をつくりたいという想いでやってきたのですが、その面積だと通常はハウスなどの施設栽培で就農するパターンが一般的なようでした。

しかし、その農地は粘土地で水はけがあまりよくないため、ハウスを建てるには不向きな土地でした。

そこで、土地の条件があまりよくなくても柔軟に対応できる、露地野菜をつくることにしました。

少量多品種での営農計画を立て、役場の方に見ていただくと、今までに前例がないということで、農業委員会の許可が下りるかどうかわからないとのことでした。

しかし、この役場の方は、私の農への想いを感じ取ってくださり、私の新規就農のために休日を返上してまでも必死に動き回り、なんと農業委員会の会長さんまでをも説得してくださいました。

この役場の方のおかげで、農業委員会の会長さんも応援してくださるようになり、この会長さんのお心遣いもあり、委員会のみなさんも私の就農に賛成してくださったそうです。

そして、農業委員会から許可がおり、晴れて農業者となれたのが、平成２３年の５月も中旬を迎えるころでした。